生産花卉一覧
シクラメン【直売時期】 11月下旬~12月下旬
シクラメンの特徴は何といってもその花形。はにかむようにうつむいて、花びらだけがひらりと返るその姿はまるで可憐な蝶のようです。あでやかな花を春先まで楽しませるシクラメンは、冬の鉢物の中で最も親しまれている花の1つでしょう。昭和35年ごろから栽培・研究され、明和町のシクラメンは日持ちがいいと評判となっています。
カーネーション(わい性)【直売時期】 4月下旬~5月上旬
優雅で温かみがあり、甘い香りを持つカーネーションは、誰からも親しまれ「母の日」には欠かせないものになりました。シクラメンの裏作として栽培されるわい性カーネーションは全国有数の産地を誇っています。
リーガースベゴニア(エラチオールベゴニア)
リーガース・ベゴニアは一重または八重、半八重などの比較的大型の花を咲かせます。温度や日長を調節して周年開花させる技術の開発とともに、鉢物として世界中で広く栽培され、その消費量は鉢花の女王と言われたシクラメンを上回るようになりました。
トルコギキョウ
切り花向きの品種を中心として非常にバラエティーが多く、一重咲き・八重咲き・枝分かれして一本の茎にたくさんの花を咲かせるスプレー咲きをはじめとして、花色は白・紫・黄色・ピンク・ブルー、花の咲く時期も早生・中生・晩生と幅広く揃っています。
カトレア(切り花)
花言葉に「優雅な女性」「成熟した魅力」などがあり、他に類を見ない美しさです。カトレアはコチョウラン、シンビジウム、デンドロビウムと並び、世界四大洋蘭に数えられています。中南米が主な原産地で、野生種は土に生える通常の植物とは異なり、木に張りつくような形で存在しています。
あじさい
ピンクや青の花が可愛らしいあじさい。母の日といえばカーネーションが定番ですが、最近ではあじさいが注目されています。さまざまな形の品種があり、ボリューム満点なのが魅力です。花言葉は「ピンク=元気な女性」、「青=辛抱強い愛情」など。
シンビジューム
鉢の花、切り花両方とも人気のある蘭の花です。樹木に着生して自生しているこの花は独特な色のグラデーションが美しく魅了されます。日本の気候にもあった育て易い花で、冬から春の鉢花としても親しまれています。独特の厚みとロウ細工のような光沢と重厚感もあり、蘭の持つ雰囲気が好きな方には人気のあるお花です。冠婚葬祭でも良く使用されています。
オブコニカ
オブコニカは毎年花を咲かせる多年草で、花茎を長く伸ばしてその先に数輪~十数輪の花を咲かせます。野生種の花色は淡いピンクですが、白、オレンジ、濃~淡紫、白く縁取りされるものなどバラエティーに富んだ園芸品種があります。
君子蘭
君子蘭は南アフリカが原産の多年草です。名前には「蘭」とついていますが、蘭の仲間ではなく、ヒガンバナ科・クンシラン属の総称です。3~5月頃が開花期で、4月に最盛期を迎えます。長さ10cmのトランペット形をした橙色から緋色の花びらが、いろいろな方向を向いて咲くのが特徴です。